温泉

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日本の温泉

日本の温泉について

日本は火山が多いため、火山性の温泉が数多くあり、その湯を用いた入浴施設も多い。温泉は水中に含まれる成分によって様々な色や匂い、効がある。

温泉の提供形態には一度浴槽に注ぎあふれ出た湯をろ過、加熱処理をした上で再注入する循環式と浴槽から溢れ出た湯を再注入しない掛け流しのものがある。近年は掛け流しを好む利用者が多いため、掛け流しを宣伝している施設も多い。

また、日本の温泉は湯治に訪れる人も居り、健康増進を兼ねた娯楽として位置付けられていることが多い。

温泉の種類・効

一口に温泉と言っても、医学的に治療効果のある療養泉とそうでない温泉に分けられる。湯治に訪れる人は療養泉に入浴したり、飲泉したりすることで、病気や怪我からの回復を試みる。

療養泉にはそれぞれ効があり、特殊な成分を含んでいなくても入浴によって効が期待される「一般的適応症」というものがある。

これに当たるのは神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復等である。他にも温泉に含まれる成分によって様々な効があるが、効果は万人に保証するものではないことを留意しておくこと。

一方、高血圧や動脈硬化、心臓病などを抱えている人は温泉の刺激がマイナスに働く事もあるので、注意が必要だ。

湯治目的以外に娯楽として、大型複合温泉施設やレジャー型の温泉施設を訪れる人もいる。娯楽として訪れる人の多くは家族連れやカップル、友人同士で、温泉旅行と称して温泉施設を日帰りで訪れたり、旅館へと宿泊したりする。また、温泉やプール、グルメ、遊園地等を一度に楽しめる複合型施設等へと遊びに行く人もいる。

また、日本には宿泊施設を持たない銭湯と呼ばれる入浴施設の他に、温泉の源泉を地表や木製の桶へと掛け流す湯畑や、特殊な成分を含み独特の景観を持つ温泉を巡る「別府地獄めぐり」のように目で見て楽しむ観光名所としての温泉などが多数存在する。

露天風呂 冬には猿が浸かっていることも

入浴マナーについて

日本の温泉は入浴して体をゆっくり休めることが目的である。そのため温泉内で泳いだり騒いだりしてはいけない。特に子供を連れている人は子供が転んだり、溺れたり、騒いだりしないように目を離さないようにしよう。

多くの人々が互いに気持ちよく入浴するために、湯船に入る前には必ずしっかり掛け湯を行い、髪の長い人はゴム等で纏めてから入浴し、お湯を汚さないように注意する必要がある。浴槽の中で体を擦ることも垢でお湯が汚れる原因になるのでしてはいけない。

体の汚れや化粧等は洗い場で落としてから入浴するようにしよう。また、日本の温泉のほとんどは海外と違い水着等を着て入るものではないので、タオルを体に巻いて入浴したり、浴槽内に浸けたり、お湯が行き来する湯縁に置いたりしてもいけない。一人用の壺湯や樽風呂は人気なので、15分くらい浸かったら次の人に譲ってあげるようにしよう。

洗い場を使う際も何点か注意が必要である。温泉は多くの人が利用するので混む事もあるが、洗い場に入浴グッズ等を置いて場所取りをしてはいけない。シャワーを使う際は横や後ろの人にかかってしまわないように気を付け、洗面器や椅子等を使った後はお湯でサッと流し、元の場所に戻すようにしよう。

また、腹痛や吐き気等の体調不良の場合や月経中には残念だが、大勢が使用する大浴場に入ることは我慢しよう。

注意点は多いが、しっかりマナーを守ることで心地良く温泉を楽しんでほしい。ただし、長湯しすぎて湯当たりに…なんてことにならないようくれぐれも気を付けて。 

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