熊野古道伊勢路

熊野古道伊勢路 © PIXTA

古くから愛される伊勢

熊野古道伊勢路は、和歌山県にある熊野三山(熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社)へと通じる参詣道「熊野古道」の1つ。伊勢路は中でも、三重県にある伊勢神宮と熊野三山を結んでおり、江戸時代からお伊勢参りのあとに熊野詣をおこなう際の参詣道として親しまれてきた。

熊野は古来より神々の住む聖地として篤い信仰を集めてきた土地である。熊野権現(熊野三山に祀られる神)は身分や貧富、性別を問わず全ての人を受け入れるとされており、多くの人々が現世での救いや来世への願いを込めて参拝を続けてきた。山深く険しい道のりを進む中で古来より息づいている自然の霊気を感じることができる。熊野古道は2004年に、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。また、八咫烏(やたがらす)という3本足のカラスも、天からの使者として篤い信仰がある。ちなみに、八咫烏は日本サッカー協会のシンボルとして、サッカー日本代表の公式ユニフォームのエンブレムにもモチーフとして用いられている。

伊勢路の道のり

熊野古道伊勢路には多数のコースがあり、日本一と言われる棚田を望むコースや熊野川近くを歩くコースなど、様々な風景を楽しみながら歩くことができる。中でも人気のコースが馬越峠道。「これぞ熊野古道」といった趣の石畳の道や、夜泣き地蔵などの史跡が多く残っている。コース終盤の馬越公園の近くには、カフェ「山帰来」があり、一息つくこともできる。頂上の見晴らし台から熊野灘が見渡せるツヅラト峠道もおすすめ。「ツヅラト」とは九十九折のことで、峠道の途中に急なカーブが連続する場所があることから名づけられた。小さい山を登山するぐらいの体力が必要となるが、見晴らし台から一望できる景色はその疲れを吹き飛ばすほど美しい。

古道歩きの注意点

歩いている内に、暗くなって道に迷うことがあるため、早めに出発して時間に余裕を持って歩き、明るいうちに下山するようにしよう。また道中は天候や体調、装備などを十分考慮して歩くようにする。緊急の場合は、道しるべに記載されている連絡先に連絡をする。 熊野古道伊勢路のある紀伊山地には貴重な動植物が生息しているため、むやみに道の周囲に踏み込まないようにしよう。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、鉄道はJR紀伊本線の「相賀駅」、バスは三重交通バスの「鷲毛」が最寄りのバス停となる。車は、紀勢自動車道の「紀勢大内山IC」を下りて約50分。「道の駅海山」の駐車場が利用できる。




イメージギャラリー: 熊野古道伊勢路


概要: 熊野古道伊勢路

観光スポット 熊野古道伊勢路 (Kumano Kodo Iseji Pilgrimage Route)
お勧め度  
住所 三重県北牟婁郡紀北町海山区相賀
Aiga, Miyama-ku, Kihoku-cho, Kita-muro-gun, Mie
電話・fax Phone:
Webサイト
所要時間 8時間
お勧めの季節
春(3-5月)
夏(6-8月) 秋(9-11月)
お勧めの対象 家族 恋人 団体 子供(7-17歳) 大人(20歳以上) 1人


地図: 熊野古道伊勢路